JAFTA

更新日 2009/10/02


        JAFTA射撃会一般ルール    改訂2009.09.26

本 則

射撃会の目的
1 JAFTA射撃会は、空気銃狩猟の安全思想の啓発と銃の安全な取り扱いの習熟と、い
  わゆる空気銃射撃での遠距離レンジでの射撃技術の向上を目的とする。

射撃会の運営
2.1 射撃会は1名の競技委員長の管理の下で催される。競技委員長は「銃砲刀剣類
   所持等取締法」、射撃会の会場の「射場規則」および本「JAFTA射撃会一般規則」
   を遵守して、安全かつJAFTAの発展に有用な射撃会を運営する責任を負うととも
   に、これに必要な全ての権限を持つ。従って、競技委員長が必要と認めた場合は、
   競技の中止、競技者の失格や退場などを命じられるものとする。ただし、個々の
   銃の管理責任は、全てをその所有者が負うものとする。
2.2 射撃会の運営において、本「JAFTA射撃会一般規則」のなかで明文化されていな
   い、詳細な事項に関しては、競技委員長が決定する権限を持つ。競技委員長の決定
   に関して疑義がある場合は、本「JAFTA射撃会一般規則」のどの部分に反しているか
   を明確に述べた文書をJAFTA理事会に提出することができる。
2.3 各射撃ラウンドは、競技委員長の指示に基づいて選任された射場長の管理のもと
   で、運営・管理される。射場長は競技者の全員が容易に認識できるような腕章ある
   いはベストを着用する。

コース設定
3.1 射撃場の管理規則において、中間距離での射撃が可能な場合は、最長50mから最
   短10mの範囲に直径42.4mmのヒットゾーンを持つシルエット標的(以後「標準標的」
   と呼ぶ)を適宜配置してコース設計をする。30m以下の場所においてはヒットゾー
   ンが直径26.4mmになるように縮小したシルエット標的(以後「縮小標的」と呼ぶ)
   を配置しても良い。
3.2 射撃場の管理規則において、中間距離での射撃が許されていない場合は、50mで
   の射撃を標準とする。標準標的に加えて、ヒットゾーンが直径74.4mmになるよう
   に拡大したシルエット標的(以後「拡大標的」と呼ぶ)を使って、50m以下の距離
   に設置した標的を代替する。
3.3 50mの射撃距離を確保できない射撃場においては、縮小標的を基本にして、標準
   標的を適宜加えてコースを設定する。
3.4 1つのシルエット標的には、予め指定された同一の射撃姿勢による5発の打ち込
   みを基本とする。
3.5 射撃場施設にランニングターゲットが設置されている場合は、これをコースに含
   めても良い。
3.6 カウントダウン射撃を含めても良い。

射撃姿勢
4.1 射撃姿勢は原則として依託、立射及びフリーの3種類の中から指定する。
4.2 依託は銃の引き金より前方の一箇所を銃以外の器具に依託し、それ以外の部分
   は身体だけで保持した状態をいう。依託に使う器具に関しては、いわゆるライフ
   ルレストなどの器具に加えて、バイポット及びこれに類似する器具を使ってよい。
4.3 立射においては、"引き金を引かない側の上腕部が体側に接した状態にしてはな
   らない。"と規定していたが、2008/10/01より、空気銃初心者の入門窓口を広げる
   意味において特に規定はせず、上腕部の姿勢については自由とする。
4.4 フリー姿勢は従来のライフル競技三姿勢以外でも良いが、体を介さない何かに
   銃を委託することは禁止する。肘より前の前腕は射座の床面から明確に離れて
   いなければならない。肘を床面につく事が出来るのはプローン姿勢のみとする。
   銃の一部の接地も禁止する。立射およびフリー姿勢において使用できるスリング
   は猟用スリングのみとする。自己の姿勢を保持するような器材の使用に関しては、
   原則として歩行スタイルのハンティングにおいて過度の負担無く携行できると
   みなされる器材については、その使用を認める。ただし、保持する器材の接地は
   7.5センチ以下の敷物についてのみ認める。過度の負担がある器材か否かの判断は
   競技委員長にゆだねる。なお、フリー姿勢において従来のライフル競技三姿勢の
   うちのいずれかの姿勢を求められた場合はISSF及びJAFTA射撃会一般規則を準用
   して行うものとする。
4.5 フリー姿勢を複数のシルエット標的に指示する場合に、各々を「異なるフリー
   姿勢」で射撃するよう指示する場合もある。この場合に、「異なるフリー姿勢」
   であるか否かの判断は、競技委員長の判断にゆだねる。
      

銃および装具
5.1 競技に使用する銃は、銃刀法に適合した上で、口径が5.5mm以下、発射エネル
   ギーが35fp以下の二つの条件を満たさなければならない。
5.2 射撃はあくまでも猟野における状況を前提として行われる。従って射撃コート
   類及び射撃用グローブを使用してはならない。
5.3 スリングに関しては、銃を背負うことを主な目的にした、両端を銃に固定して
   使用する、いわゆる「猟用スリング」の使用は認める。猟用スリングは、射撃の
   際に腕に巻きつけて良い。一方、片側を銃に固定し、反対側を腕に固定して使用
   するいわゆる「競技用スリング」は使用を認めない。
5.4 監的用スコープの使用に付いてはこれを認める。

採 点
6.1 採点は競技委員長の指示に従って選任された者がおこなう。
6.2 シルエット標的のヒットゾーンは2点、シルエット部分は1点、その他は0点と
   して採点する。
6.3 弾痕が明らかに境界線に触れている場合は、その境界線によって分けられた二
   つの領域の点数のうち、低い点数とする。
6.4 他の競技者からの「打ち込まれ」と判断された場合は、明らかに他の競技者に
   よる弾痕だと識別できる場合はその弾痕を、識別できない場合は一番点数の低い
   弾痕を、採点の対象から除外する。
6.5 規定弾数以上を発射したと判断された場合は、高い得点の弾痕から順に、規定
   弾数を超えた数ぶんだけ採点の対象から除外する。

その他
7.1 試射及びスコープ調整は、原則として競技開始以前に終了するものとする。た
   だし、特段の事情があり、競技委員長が許可した場合は、競技に使用していない
   射座を使って、試射及びスコープ調整をしても良い。
7.2 射撃を中断あるいは終了して射座を離れる際には、射場長の許可を得ると共に、
   銃が未装填であることを確認する。
7.3 ランニングターゲット射撃については別に定める。
7.4 カウントダウン射撃については別に定める。
7.5 クラッシュターゲットの使用については別に定める

規則違反と懲戒
8 競技中に違反事例が生じた場合は、その選手の参加を取り消し及びその違反内容に
 よっては応分のペナルティーが課せられるものとする。

標準コース設定例

30発競技の場合
1 第1ラウンドと第2ラウンドに分け、次のように実施する。それぞれのラウンドで
は3つの標的に各5発づつ計15発を15分(プレチャージ銃)あるいは20分(プレチャー
ジ銃以外)で撃つ。
 2 第1ラウンド
   ■ 標準標的:	委託5発
   ■ 拡大標的:	フリー5発
   ■ 拡大標的:	前標的と異なるフリー5発
 3 第2ラウンド
   ■ 標準標的:	委託5発
   ■ 標準標的:	フリー5発
   ■ 拡大標的:	立射5発

20発競技の場合
1 第1ラウンドと第2ラウンドに分け、次のように実施する。それぞれのラウンドで
は2つの標的に各5発づつ計10発を10分(プレチャージ銃)あるいは15分(プレチャー
ジ銃以外)で撃つ。
 2 第1ラウンド
   ■ 標準標的:	委託5発
   ■ 拡大標的:	フリー5発
 3 第2ラウンド
   ■ 標準標的:	前フリーと異なるフリー5発
   ■ 拡大標的:	立射5発

30m射撃レンジ場合
 1 標準標的に替えて、縮小標的を使う。
 2 拡大標的に替えて、標準標的を使う。


JAFTA射撃会一般規則の解説

 欧米で行われているフィールド射撃競技は、一般の野原に25ヤードから50ヤード程度
の距離に直径二分の1インチから1インチプラスアルファーの大きさの円形標的を持つノ
ックダウン方式のターゲットを設置して行われるものです。
 平均して約30メートルの距離で直径4センチ程度の的を狙うと思えば良いでしょう。し
かしこの方式はわが国の実情から考えて実施できるものではありません。
 本協会では、この事を熟慮して現在わが国の銃砲規制の枠内で少しでも実猟の射撃技能
の習得に効果的な射撃競技の方法を考えました。その一般的な原則がこの規則です。

1 射撃レンジについては10メートル及び50メートル以外では、例えば前装銃の25メート
ルレンジを待った射撃場ではそのレンジでも競技ができることになります。また50メート
ル以下の射撃場の場合には、それぞれの射撃場で定められた距離において、適宜JAFTA一
般競技内容に準拠した方法により実施します。

2 狩猟を前提としているために、身体固定を目的とした装貝は一切禁止しています。

3 監的用スコープについては、猟野における双眼鏡使用を想定としてこれの使用を認め
ます。

4 依託射撃とはベンチレストと言うニュアンスではなくて、猟場における依託と言う概
念で行っており、従ってバイポットの使用が許されます。また同様の理由により椅子に座
る事は禁止し、中腰や片膝を地面に付けた姿勢での射撃を行います。ただし初参加の場合
には、安全重視の点から射手の申告によって椅子に座り射撃する事を認めます。

5 競技内容については、1ラウンド15分を単位として2ラウンド合計30分で行われます。
異なるレンジを組み合わせて行う場合も同様です。

6 ランニング射撃及びカウントダウン方式射撃の規則については、現在東京府中猟友会
で実施されているケースを基に検討中です。

7 標的の形状については、狩猟鳥獣の形状を模したシルエットとその中心部分に円形の
ヒットゾーンを組み合わせた構成とします。そのサイズは「標準標的」「拡大標的」「縮
小標的」の3種類を作成し、これらを射撃場の設置条件に応じて組み合わせます。欧米の
フィールド射撃競技では任意の距離で射撃を行いますが日本の射場では中間距離に的を設
定できない場合が多いので、50メートルでの標的を基本としこれを「標準標的」とします。
さらに、拡大した標準標的を使うことで50メートルより近い距離で標準標的を撃つことに
代え、これを「拡大標的」とします。さらに、縮小した標準標的を作成し、近距離での小
標的射撃用の「縮小標的」とします。


射撃姿勢についての解説 (左利きの人は対応する部分を逆に置き換えてください。)

・立射(スタンディング)

1 射手は射座の床面または敷物の上に両足をつけ、その他の支えなしに立たなければ
  ならない。
1 ライフルは両手、肩(右胸上部)または肩の近くの上腕部、右肩に隣接する胸の部分
  で保持されなければならない。
1 右肩と右胸を超える部分の胸にライフルが触れてはならない。
1 左上腕と肘は胸部または腰部に託すことができる。
1 スリングは狩猟用(前後共に銃に取り付けてあるもの)のみ使用できる。

・伏射(プローン)

1 射手は射座の床面に直接伏せるか射撃マットの上に伏せることができる。
1 射手は肘置き場としてマットを使用することができる。
1 体は頭を標的方向に向け射座上で伸ばさなければならない。
1 ライフルは両手と一方の肩によってのみ支えることができる。
1 ほほは銃床に置くことができる。
1 ライフルのいかなる部分もスリングやその部品に触れることはできない。
1 ライフルはその他の体の部位または物体に触れたり、託したりしてはならない。
1 肘より前の前腕は射座の床面から明確に離れていなければならない。

・膝射(ニーリング)

1 射手は右足のつま先、右膝および左足を射座の床面に接触させて姿勢をとる事が
  できる。
1 ライフルは両手と右肩で保持できる。
1 ほほは銃床に置くことができる。
1 左肘は左膝の上で支えなければならない。
1 左肘の先端は膝頭より100mmを超えて前方に、また150mmを超えて後方に位置させては
  ならない。
1 ライフルのいかなる部分もスリングやその部品に触れることはできない。
1 ライフルはその他の体の部位または物体に触れたり、託したりしてはならない。
1 上腿および臀部はいかなる部分も射座の床面または射撃マットのどの部分にも接触
  する事はできない。
1 ニーリングロールは使用できない。かかとと臀部の間または右膝の下に物を置くこと
  はできない。





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